結婚準備マニュアル

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10
ヶ月前

両家をつなぐ結納・顔合わせ食事会

ふたりが交わした結婚の約束を両家のものにする
「結納」と「顔合わせ食事会」。
どんなスタイルで親睦を深めるか、家族と相談して決めよう。

どちらも男性側が女性側の家や地元へ出向いて行うのが一般的。結納は男性側が花嫁衣裳用の生地を贈っていたことが、結納金としてお金を渡すようになったものなので、結納品は男性側が用意を。地域によりしきたりが異なるため、事前に話し合いを行っておくとスムーズ。最近では気負わずに家族の人柄を知れる顔合わせの食事会だけを行う場合も多い。

結納

結納の進行

  • 1.訪問女性宅へ男性と親が訪れる。もしくは結納会場へ訪れ、あいさつ後、桜茶を飲む。
  • 2.飾り付け女性宅で行う場合は男性側が結納品を床の間の前に飾る。飾り方は事前に確認を。
  • 3.結納式上座が男性側、下座が女性側で開始。結納の進行は結納品店や会場に確認しておこう。仏壇があれば、式の後、新郎側が先祖に報告を。
  • 4.祝膳結納が済んだことを祝い、食事を囲む。

当日の服装

  • 女性本人和装なら正礼装の振袖や華やかな訪問着。成人式で仕立てた振袖を花嫁用に着付けることもできる。洋装なら上品なスーツやワンピース。ミニスカートや黒い服は避けて。
  • 男性本人ブラックスーツかダークスーツに白のシャツ、シルバーや白のネクタイ。女性本人が正礼装の振袖の場合でも、男性本人はブラックスーツかダークスーツでOK。靴下や革靴は黒で。
  • 母親和装なら訪問着や付下げ、色無地。洋装なら、黒以外のフォーマルなスーツやワンピース。女性本人と服装の格を合わせることも。パールのネックレスやイヤリングもOK。
  • 父親ブラックスーツかダークスーツに白のシャツ、シルバーや白のネクタイ。正礼装のモーニングや紋付袴を着ることはあまりなくなってきているよう。靴下や革靴は黒。

新潟 結納の種類と意味

  • 1. 目録(もくろく) 結納品の内容を記したもの。結納品が5品以上の場合は目録を付けるのが一般的。
  • 2. 寿栄廣、寿恵廣(すえひろ) 白色の一対の扇子。「末広がり」にかけてふたりの幸せと両家の繁栄の願いが込められている。
  • 3. 帯料(おびりょう) 結納金。元は花嫁支度用の上質な帯を贈っていた。50万円など割り切れない金額を用意する。
  • 4. 友白髪(ともしらが) 白い麻糸の束。「夫婦ともに白髪になるまで」という意味で、夫婦円満の象徴。
  • 5.熨斗(のし) アワビをのしたもの。アワビは海産物の中でも貴重で、最高級の贈り物。延命長寿の印。
  • 6.鮮魚料(せんぎょりょう) 昔は鯛を贈っていたための呼び方。結納後の食事代を含め、1万円×新郎側の人数分が一般的。
  • 7.勝男節(かつおぶし) かつお節の背と腹を一組にして贈る。カツオは「勝ち魚」として昔から祝い事に用いられた。
  • 8.子生婦(こんぶ) 子孫繁栄を願うもの。「よろこぶ」にかけ、祝い事の席には欠かせないとされる食材。
  • 9.寿留女(するめ) スルメ。かめばかむほど味が出ることから、一生食べることに困らないようにという意味。
  • 10.角樽(つのだる) 酒のこと。「家内喜多留(やなぎだる)」とも。縁起の良い銘柄が贈られることが多い。
  • 11.婚約記念品 結納品ではないが、プロポーズの際に贈ったエンゲージリングを一緒に飾ってお披露目する。

顔合わせ食事会

食事会の進行

  • 1.始めのあいさつ男性本人か男性側の父親が進行役となり、あいさつ後、乾杯。
  • 2.お互いの家族を紹介ふたりを中心に家族を紹介。親同士が初対面の場合はふたりがリードして。
  • 3.食事コース料理がオススメ。予約時にアレルギーや好みも伝えておこう。
  • 4.ふたりから結びのあいさつ進行役のあいさつ後、ふたりから親への感謝と結婚に向けた気持ちを話してお開きに。

食事会を盛り上げる演出

  • 婚約記念品の交換 婚約記念品の交換を行うと、盛り上がりのポイントに。包みはその場で開けて、記念品を披露しよう。女性への贈り物はエンゲージリング、男性への贈り物は時計が一般的。
  • 家族のプロフィールブックを作成 ふたりの生い立ちや出会い、お互いの家族のプロフィールや趣味、食べ物の好き嫌いなど内容は何でもOK。話のきっかけになり、親同士の会話がより盛り上がるはず。
  • 手土産を用意 親が用意する場合は相手の意向をそれぞれの親に伝えて、どちらかだけが持参する形にならないように。ふたりからもプレゼントを用意しておくと食事会の記念の品になってオススメ。

結納・顔合わせ食事会以外にも

  • 婚約披露宴パーティー ヨーロッパやアメリカの習慣を取り入れた婚約スタイル。親族や友人を招いて婚約者を紹介する。形式にとらわれず気軽に行えるのが魅力。ふたりが主催する場合と友人が企画する場合がある。
  • 婚約式 もともとは神様の前で婚約を誓うキリスト教の儀式。立会人が証人となり、誓約書へのサインや記念品の交換などを行う。ホテルの一室やレストランを貸し切って家族や友人に婚約を報告する。
  • 婚約通知を送る 婚約したことをハガキや手紙で知らせる方法。文面はふたりの自由だけど、婚約した日付と結婚式の予定時期は記載を。結婚式まで半年以上空く場合などに送ろう。
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