「顔合わせ食事会」の基礎知識
1.顔合わせの場所
日程が決まったらお店選び。両親の好きな料理や雰囲気に合わせて探そう。県外など遠方から来る場合は、駅や宿泊先から近い場所を選んで。
Q.新潟カップルはどこで行った？
「両親が和食が好きだから」と料亭･割烹が一番人気で、地元ならではの名店がたくさん選ばれていた。ホテルも安定の人気だが、最近は「カジュアルにしたくて」とレストランを選ぶカップルも増えている。
お店選びのポイント
- 1両家がアクセスしやすい場所
- 2個室があるかどうか
- 3雰囲気が両家に合っているかどうか
2.当日の進行例
顔合わせ食事会は、両家の家族があいさつだけでなく正式に顔を合わせて親睦を深め合う場。会場、両家の装い、婚約記念品の有無など、最低限の準備は事前に済ませておいて。
1.始まりの挨拶
男性が進行役を担当して。全員が着席したら、簡単な挨拶をする。例文「お忙しい中、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。私●●と●●さんの婚約が無事整い、このような会を開くことができうれしい限りです。本日はどうぞよろしくお願いいたします。では、早速始めさせていただきます」
2.両家家族の紹介
男性側、女性側の順番で家族を紹介し、それぞれが自己紹介をする。最近はふたりや家族のプロフィールをのせた「顔合わせ食事会のしおり」を作るカップルも多く、紹介もスムーズになるのでオススメ。 例文「私の家族から紹介いたします。隣におりますのが、父の●●です」
3.婚約記念品のお披露目
婚約記念品を交換をする。男性からは婚約指輪、彼女からは腕時計などのお返しの品を、家族の前であらためて披露する。最近は交換やお披露目を行わず、会話や食事を楽しむだけのスタイルがほとんど。 例文「それではここで、婚約の記念の品を交換したいと思います」
4.乾杯＆歓談
乾杯の音頭は、新婦の父親に。その後は食事をしながら和やかに歓談タイムを。ふたりはなるべくお酒は控えて、お互いの趣味や家族のことなどを積極的に話して。次に両家で集まるのは、挙式当日ということも多いので、結婚式の予定などについて話しておくのも大切。
5.結びの挨拶
食事が終わったら、ふたりから一言ずつお礼を述べて締めのあいさつを。例文「宴もたけなわではございますが、このあたりで締めさせていただきます。本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。結婚に向けて、決意を新たにしました。これからどうぞ、よろしくお願いいたします」
6.記念撮影
家族みんなで記念撮影を。結婚式のウェルカムアイテムや披露宴のムービーの素材として使うこともできるので、何枚か撮っておこう。最近は記念写真で、「両家顔合わせガーランド」を手作りするカップルも増えてきているので、華やかな一枚を残したいふたりは作ってみよう。
3.席順
特に決まった席順があるわけではないけれど、上座の位置を把握しておくとスマート。お店の人が案内してくれた場合は、その指示に従って座ろう。
長テーブルでも丸テーブルでも、入り口から一番遠い座席が最上座になる。入り口側が女性、奥側が男性で、最上座が男性父となるように着席すると良い。最近は主役のふたりを両親の間に挟んで座るパターンも増えている。
4.当日の服装
好印象につながる清潔感を意識しつつ、お店の雰囲気に合わせて服装を選ぼう。両家で服装の格に差が出すぎないように注意して。
男性 ダークスーツなどのセミフォーマルが定番。スーツでなくても、ジャケットを羽織っただけという男性も多いよう。ただし、カジュアルになりすぎないように気をつけて。
女性 清楚感のある上品なワンピースを選んだという女性が多かった。華やかな場なので、地味すぎる色合いの服や、肌の露出が多すぎる服装は避けて。
父親 ブラックスーツに白のワイシャツ、シルバーグレーのネクタイが基本。靴下と革靴も黒でそろえると良い。
母親 女性本人と合わせて、フォーマルなワンピースやスーツに。和装ならば訪問着や色無地などを選んで。
5.食事会の金額と支払い
新潟カップルのアンケートでは、食事会の費用は「3万円以内」が全体の4割ほどを占めた。次いで1人1万円程度のコースを選び合計6万円以上が多い結果に。また、支払いはふたりがすることが多いよう。両親が予約した場合は両親が払うこともあるが、支払いに関しても事前に家族と話しておこう。
Q.新潟カップルはどうした?
「『ももふく』での食事会は、両親と妹も一緒でした。だいたい4万円くらいで、ふたりで支払いをしました」（新潟市・Sさん）
「『英國屋』で6人3万円。支払いはふたりで折半です」（長岡市・Mさん）
6.婚約記念品
婚約指輪や時計といった婚約記念品。顔合わせ食事会で、儀式として婚約記念品の交換を行うことは少なくなってきた。新潟カップルのほとんどはプロポーズでもらった指輪やネックレスなどを、当日身に着けて両親にお披露目しているよう。また、婚約指輪を買っていなかったが、食事会で両親に勧められ、後日ふたりで買いに行ったというカップルも。
Q.新潟カップルは何をお披露目した？
「プロポーズで指輪をもらったので当日それを相手の両親にも見てもらいました。婚約品のお返しは特にしていないです」（長岡市･MNさん）
「婚約指輪は必要ないと思ったので買ってもらわなかったのですが、相手の両親が『絶対に買った方が良い』と彼に薦め、後日一緒に買いに行きました。私は時計を贈りました」（三条市･Cさん）
7.手土産
食事会では手土産を持ち合わせることが多いが、価格帯はいくらくらいのものにするかなど、事前にすり合わせておくと安心。内容はお菓子が人気で、地元ならではの味を贈ると喜ばれる。
Q.新潟カップルは何を持って行った？
「私の家はお菓子、彼の家はお酒を持ってきました」（新潟市･MOMOさん）
「人気のお菓子屋さんのお菓子を母が用意していました。父がお酒好きなので、旦那側は地元の日本酒を持って来てくれたそうです」（魚沼市･Dさん）
8.みんなの失敗談
新潟の先輩カップルが体験した、顔合わせ食事会での失敗談をご紹介。「こんなはずでは…」と後悔しないよう参考にして。
「お互いの両親の情報がなさすぎて、食事中ギクシャクしてしまいました。事前にもっと聞いて、話のネタを作っておけば良かったです」（小千谷市・みおちゃんさん）
「帰りの車の手配。タクシーがつかまらず手間取ってなかなか帰れず。事前に店側にお願いするべきでした」（新潟市・Nさん）
「普段は物静かな父が、緊張のためお酒を飲み過ぎ、私の過去の暴露大会になり気まずかった」（出雲崎町・ぱんだ。さん）
「会場の下調べがうまくいかず、人数に対して部屋が狭かった」 （新潟市・ささちゃんさん）
「学生結婚だったので主人の卒業論文が話の中心になり、結婚式などの予定を全く決められませんでした」（新潟市・あっこさん）
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