新型コロナウイルスの影響で「結婚式をしたいけど、日取りを決められない」というカップルが増えているのはもちろん、すでに結婚式が決まっていたカップルにもさまざまな影響が出ています。
「中止の場合のキャンセル料は?」「延期はいつ頃にしたらいい?」「ゲストにはどう案内すればいいの?」など不安なことも多く、誰に相談すればいいか分からない…という声も。他のカップルはいつどんな風に相談して、決断したのかも気になりますよね。
そこで今回は、実際に結婚式の延期を決めたふたりにお話を聞きました。コロナ禍の中でも結婚式を諦めない先輩カップルの、リアルな口コミを参考にしてみてください。
▼第2回の記事はこちら
【withコロナの結婚式】『結婚式が延期になったからできたこと』って?新潟の先輩カップルインタビュー②
お話を聞いたのは、新潟市在住のAさん(仮)夫妻。新潟市内の会場で2020年6月に結婚式を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響により、2020年11月に延期して実施することを決めました。
-ゲストの割合や人数を教えてください。
Aさん「2部制で、1部は親族のみで40名弱、2部は友人のみで80名の予定です」
―結婚式の延期を決定したのはどのタイミングでしたか?
Aさん「会場を決めたのは2019年の7月。約1年前から準備していたので、もちろん招待状も送った後で、席次も決まっていたところへ新潟でも新型コロナの影響が出始め、悩んだ結果4月末に延期を決めました。会場のプランナーさんには、3月末ぐらいから実施するかどうか聞かれていました」
-ふたりでどんな話し合いをしましたか?
Aさん「初めは私たちだけでなくお互いの両親も『いつできるか分からないし、県内の人だけでもやろう』という感じでした。でも緊急事態宣言が出てからだんだん不安になり、相談した結果、安心・安全のためにやはり延期しようという話になりました。
親族ゲストに年配の方が多かったことと、全体の1割ほどを占める県外ゲストが、絶対に参列してほしい親族や友人だったことも延期を決めた大きな理由です」
-中止ではなく延期を決めた理由は?
Aさん「私は一人っこなので、両親にどうしても花嫁姿を見せてあげたい気持ちが強く、中止は考えていませんでした。あと、会場のプランナーさんが早い段階から『延期の場合はキャンセル料は掛からない』という条件を教えてくれていたことも大きかったと思います」
-延期にあたって、一番不安だったことはなんですか?
Aさん「いつまで延期すればいいのかが分からなかったことです。プランナーさんには『状況を見て決めたい』と話していて、なかなか回答ができなかったんですが『おふたりの判断に任せます』と、急かすことなく返事を待っていてくれたので助かりました」
-延期した結果、発生してしまった費用などはありましたか?
Aさん「すでに送ってしまった招待状の印刷・郵送費です。他に追加でキャンセル料が掛かるものはなかったので、早めに判断して良かったなと思います」
Aさん夫妻のケースはあくまで一例ですが、新型コロナウイルスの影響が続く中、結婚式の延期や中止の判断に直面することがあるはず。そんな時は、3つのポイントを重視しましょう。
ふたりの結婚式の時期や会場、申し込んでいるオプションなどによって、延期やキャンセルの条件はさまざま。
のちのトラブルにもなりかねないので、電話だけでなくメールや書面でも伝えてもらうと安心です。
家族の絆をつなぐ結婚式は、両家のサポートがあって成立するもの。ふたりの間で意見が異なる場合はもちろんですが、家族同士でも意見が合わなければ納得いくまでしっかりと相談し、解決してから結婚式に臨みましょう。
新型コロナが猛威を振るうなか、結婚式の参加を不安に思う気持ちはゲストも同じ。当日のオペレーションや料理の提供方法などに変更がある場合は、可能な限り事前に伝えておくといいでしょう。
いかがでしたか?Aさんのケースはあくまで一例ですが、似たような境遇に置かれているカップルは多いはず。ですが、そろそろ結婚式の準備を本格的に進めてもいい頃です!
ふたりだけで悩まず、ぜひ先輩カップルの意見や会場のプランナーの声を参考にしてみてくださいね。
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