結婚式に対して、不安や悩みを抱いている人も多いと思いますが、結婚は人生の大きな節目です。今回は、これまで多くの結婚式を手掛けてきたウエディングプランナーに、結婚式の意味や大切さ、その原点に返るきっかけとなった新潟カップルのストーリーをインタビューしました。式を挙げる大切さについて改めて向き合いながら、ふたりのこれからを話し合うヒントにしてください。
長岡市にある結婚式場、HILLSIDE VILLA Ciel et Vert(ヒルサイドヴィラ シエルヴェルト)のプランナー、佐久間彩加さん。先輩プランナーに憧れを抱き、サービススタッフから転身。10年間プランナーとしてさまざまな結婚式をサポートしてきました。カップルの気持ちに寄り添いながら言葉にならない希望も引き出し、ふたりだけの演出やプランを作ることを心掛けています。
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結婚式を自分たちらしく楽しむカップルが増えてきたように思います。最近では、“堅くない結婚式”を意識して打ち合わせをされるカップルが増えてきました。結婚式って、決まり切った内容だと思われがちですが、決まっているわけではないんです。これまでの常識や形式にとらわれることなく、「これはやりたくない」「こんな時間を作りたい」など、おふたりがやりたいことだけをできる結婚式にしてほしいですね。
たとえば、目立ちたくないカップルもいると思います。そういうときはおふたりにスポットを当てず極力カジュアルなスタイルにするなど、提案できることはたくさんあります。打ち合わせも、おふたりのスケジュールに合わせて回数や頻度を変えられるようにしているので、ご相談ください!
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結婚式に夢を描く新婦と、マイナスイメージの新郎の結婚式でした。人前で手をつないだことがないというふたりでしたが、そんなふたりをよく知っている新婦友人から『新郎から新婦へサプライズをしてほしい』と相談を受け、歌を歌っていただくことになりました。ゲストには事前に新郎から新婦へのサプライズがあることを伝えていたので、当日は会場全体で応援していました。今まであまり感情を表に出したことのない新郎が涙を流しながら熱唱し、ラストには人前で手をつないだことがないという新郎から新婦へハグも!
最初は乗り気ではなかった新郎の行動に、ゲストもスタッフも感動に包まれ、改めて『ふたりならではの結婚式』ということを感じる日になりました。
挙式後、参列したご友人たちの「あんなに感動した式は初めて」という言葉を聞けたことや、新郎のお母様から「息子の男らしい一面が見れて良かった」とお礼の手紙を受け取ったことも印象に残っています。
このご夫妻のように、結婚式は普段できないことが自然とできる場です。それは新郎新婦からはもちろん、ゲストからも同じです。コロナ禍では、式に参加できないゲストから『サプライズで動画を送りたい』というお問い合わせが増えています。今まで言えなかった思いを伝えたり、受け取ることで、人と人とのつながりを感じてもらえることが魅力だと思います。
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