結婚式に対して、不安や悩みを抱いている人も多いと思いますが、結婚は人生の大きな節目です。今回は、これまで多くの結婚式を手掛けてきたウエディングプランナーに、結婚式の意味や大切さ、その原点に返るきっかけとなった新潟カップルのストーリーをインタビューしました。式を挙げる大切さについて改めて向き合いながら、ふたりのこれからを話し合うヒントにしてください。
上越市の結婚式場アーフランシェル クィーンズコートのプランナー、田中 絵梨さん。念願だったブライダル業界で働き始めて9年。プランナーとお客様という立場ではあるが、「ふたりの身近な存在になりたい」と、丁寧だけどかしこまり過ぎない笑顔溢れる接客を心掛けており、多くのカップルから親しまれています。
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コロナ禍で内容を大幅に変更することになったカップルの結婚式には忘れられないほどの感動を覚えました。日程を春から秋へ、人数も約40名を予定していましたが10名ほどに変更して食事会を行ったカップルの結婚式でした。新郎は実家が県外だったため、ご両親さえ出席できなくて。これまで経験したことのない事態に、私も何とかしてあげたいという気持ちが高まりました。
そこで、両家からのサプライズ演出を用意しようと自ら親族に提案。新郎新婦を喜ばせてあげたいという気持ちはみんな同じでした。まず、新婦のお姉さまにご協力いただき、姪っ子さん、甥っ子さん、新郎新婦のお子さんからふたりへ、披露宴の中で歌をプレゼントしていただくことに。
また、事前に新婦にご相談して新郎家の皆さまからビデオメッセージをご用意いただきました。新郎には当日まで内緒にしていたので、それを見た新郎が涙を流して喜んでくれて、私もとても感動しました。
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いつも打ち合わせに同席していた新郎新婦の娘さんが私にとても懐いてくれて。式当日にはサプライズで娘さんから私へのサンクスバイトもあり、本当にうれしかったです。これまで新婦からサンクスバイトをしていただいたことはありましたが、お子さんからは初めての体験でした。
結婚式を「親に言われて仕方なくやるから面倒」「やる意味がない」と消極的に考えている方もいらっしゃいますが、終わってみればやって良かったと言ってくださる人も多いです。結婚式はもちろん特別な日なのですが、あまり気負いすぎず、このご夫妻のように打ち合わせも楽しく過ごしていただけたらうれしいです。
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結婚式じゃないと伝えられない気持ち、結婚式だからこそ感じられる思いがあります。自分たちのために喜んでくれる人、感動してくれる人に直接感謝の思いを伝えられることが結婚式の魅力のひとつだと思っています。
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