結婚式に対して、不安や悩みを抱いている人も多いと思いますが、結婚は人生の大きな節目です。今回は、これまで多くの結婚式を手掛けてきたウエディングプランナーに、結婚式の意味や大切さ、その原点に返るきっかけとなった新潟カップルのストーリーをインタビューしました。式を挙げる大切さについて改めて向き合いながら、ふたりのこれからを話し合うヒントにしてください。
新潟市にある新潟グランドホテルのプランナー、相馬 しおりさん。ホテルに入社後、レストラン勤務を経て希望だったブライダル課に配属。10年以上結婚式に携わり、自身の結婚、出産の経験も生かしたふたり目線でのアドバイスを心掛けています。
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新型コロナウイルスの影響もあり、結婚式を諦めたり、延期を考えるカップルも増えています。そんなおふたりが本当はどうしたいのか、どうしたら実現できるのかを一緒に考えるようにしています。先日担当した結婚式では、新郎新婦から「売ろう売ろうとするんじゃなくて、私たちのことを考えてどうしたら一番良くなるのか考えて動いてくれる。延期を決めたときも、私たちのタイミングで答えを出させてくれたことに感謝しています」とメッセージをいただき、こちらの思いがちゃんと伝わっていたことが嬉しくて、全て報われたような気持ちになりました。
人生の大きな3つの節目と言われる誕生、結婚、葬儀。結婚式は集まった皆さんに自分たちの言葉で気持ちを伝えられる唯一の機会です。その思いをまっすぐ伝えるために、背中を押し続けてあげたいですね。
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ご家族の仲が良く、それぞれお相手のご両親やご両親同士もとても良い関係を築かれていたカップルの結婚式ですね。スタンダードな進行でしたがどのシーンもとても温かかったのですが、特に新婦が新婦父、新郎が新郎母と入場したお色直しが印象的でした。
新婦のエスコートをお父様から新郎にバトンタッチする瞬間、お父様が新郎に近づき『娘をよろしくな』と言いながら抱きしめ、背中をポンポンと叩かれました。会場中が笑顔に包まれたシーンでしたが、新郎だけは『認めてもらえた』と感極まり号泣。若いふたりが立派に成長され頼もしく思うご両親の気持ちと、ふたりからご両親へのこれまで見守ってくれた感謝の気持ちが伝わってきて、今まで何度も見てきたお色直し入場ですが、胸がいっぱいになりました。
結婚式は生きものだと思っています。例えばまったく同じ内容で進行・構成したとしても、新郎新婦やご家族、参列するゲストによってまるで違ったものになります。そのことに気づいてから、当日になるまで分からないワクワク感に魅了されています。
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結婚式は「人生の振り返り」だと思います。結婚式の準備では挙式スタイルや招待するゲスト、衣裳、料理、進行など多くのことを決めますが、その一つひとつを決める際に、思い出や好きなもの、招待する方との付き合い方など、自分自身を振り返る時間が生まれます。結婚式をきっかけにこれまでの人生をふたりで振り返れることが魅力だと思います。そんな振り返りの時間を過ごし、これまでのご縁をより深いものにして夫婦として歩んでいく思いを固め、そして結婚式を終えた先の人生をより豊かなものにしていただけたらと思っています。
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【プランナーインタビュー①】「結婚式する?」に迷ったら読みたいステキな物語
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