結婚式に対して、不安や悩みを抱いている人も多いと思いはず。今回は、これまで多くの結婚式を手掛けてきたウエディングプランナーにインタビュー。結婚式の意味や大切さ、その原点に返るきっかけとなった新潟カップルのストーリーを教えてもらいました。式を挙げる大切さについて改めて向き合いながら、ふたりのこれからを話し合うヒントにしてください。
新潟市東区にある結婚式場、アーククラブ迎賓館のプランナー関口桃花さん。「担当した結婚式は、いつも自分が一番楽しんでいるかもしれません(笑)」と話す関口さんは、プランナーとしてふたりをサポートしつつ、当日は自身も一緒に満喫する、という明るく親近感のあるスタイルが魅力です。
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おふたりのこれまでの背景やストーリーを聞き取り、ふたりらしさを最大限に引き出せる提案をすることです。当日はもちろんですが、準備期間も楽しめるように工夫しています。また、おふたりが壁にぶつかったときは、「今おふたりにとってベストなことは何か」を考え、前向きな気持ちをキープできるように声を掛けながら、1つずつ一緒に解決するようにしています。
私が印象に強く残っているのは、出会ってから結婚まで11年間という、長い年月が印象的なカップルの結婚式。おふたりは一度お別れしたものの、離れてみて「やっぱりお互いが必要なんだ」と気づいたそうです。そして7年後、結婚を前提に再びお付き合いをされました。
出会った高校時代からこれまでの間、ふたりをずっと見守り、支え続けてくれたのはご友人たち。そのため、このおふたりはまず先に、「大好きな友達のことを一番に考えた結婚式をしたい!」と強く希望されていました。結婚式では両親や家族を中心に感謝を伝える形が多いので、おふたりの強いお気持ちがとても印象的でした。
長い付き合いから、友人同士も知り合いが多かったようで、結婚式当日は終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気になりました。新婦から新郎へのサプライズもあり、おふたりが涙するシーンも。その様子をゲスト全員が温かく見守っていた会場の雰囲気が、とてもおふたりらしいなと感じましたね。
ご家族には、友人といるときやおふたりでいるときの普段見られない表情を見せることで、安心感を届けられていたように思います。直接的な演出でなくても、このような形も親孝行に繋げられるということに、改めて気づかされた結婚式でした。
大切な人たちに囲まれながら過ごすことのできるかけがえのない時間だからこそ、人生で一番心が温かくなる日だと思います。お世話になった人たちに、普段は言えない素直な気持ちを伝えることができ、「自分はこんなにも周りに愛されていたんだ」と改めて気付くことができるのではないでしょうか。ぜひこのステキな感覚を、結婚式を通して知ってほしいなと思います。
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